コーデンのコア技術

「電波・音波・光」によるセンシング技術と情報信号処理技術、そしてこれらの応用技術を研鑽し「技術のコーデン」として、積極的な開発を行っています。

Signal-processing & WAve-sensing Technology

  • 測位測距測深技術
  • (「電波」「音波」「光波」=波動によるセンシング技術)超音波・電波・レーザーを使用して、より正確な位置情報(Dimensions/Distance/Depth)を知る技術です。
  • 情報信号処理技術
  • 急速に進歩するIT社会の中で、情報信号をより安全・確実に保持・伝送する技術です。
  • 開発事例のご紹介
  • 試験会場で携帯電話を使うと、その座席を特定するシステムを開発

当社は東京工業大学と共同で、携帯電話の位置を座席レベルの精度で特定するシステムを開発しました。昨今、受験生が試験中に携帯電話でネットやメールを使用する事件が発生し、大学入試センター試験では携帯電話の持ち込み制限や監視強化が行われるなどしています。この技術は、試験会場の四隅と中央に複数のアンテナを設置して携帯電話が発する電波を捉え、どの座席で携帯電話を使っているかを特定するものです。従来方法では誤差が約3メートル生じ、試験会場の座席間隔(約80センチ)より大きいため座席を特定できませんでした。今回のシステムでは、あらかじめ座席ごとに携帯電話の電波伝搬状況を調べてデータベースを作成します。そして実際に受信した電波の特徴をそのデータベースと照合する手法により、座席を特定する精度を向上させました。入試会場を模擬した実証実験では平均誤差約42センチとなり、従来の方法に比べ約10倍の高精度を得て座席の特定もほぼ可能になりました。尚、本システムについては東京工業大学からもプレスリリースが発表されています。(2012.03)

  • 開発事例のご紹介
  • 高速測定する超高精度レーザー距離計の開発 (10kmを測定しても 誤差10ミクロン以内)

この高精度レーザー距離計は、当社が独立行政法人科学技術振興機構(JST)の委託を受け、東北大学の研究成果であるFSFレーザーを距離計測システムに応用・実用化して2006年9月に発表したものです。本開発により光ファイバ中10kmにおいて0.01mm精度での安定した距離計測性能を実証しました。また、本装置を高精度レーザースキャナー(注)と組み合わせて構成した光3次元座標計測装置により、精度50umの3次元点群が160点/秒で得られることも同期間中に実証されました。これらにより、レーザー距離計測システムとしての極めて高いポテンシャルが証明されたことになります。(2007.05)

(注)開発:
東北大学電気通信研究所伊藤・四方研究室
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ

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