MIMOフェージングシミュレーター
E-1130

移動体通信では、送信アンテナから送信された電波は大地、樹木、建造物によって反射され、方向の異なる多数の遅延波として受信アンテナに到来します。そのため、通信システムの開発では伝搬路の特性を正確に把握することが極めて重要となります。
当社のMIMOチャネルサウンダーは、当社独自のノウハウによって高速なアンテナ素子切替と並列受信を実現した、画期的な研究開発用の高分解能伝搬路測定装置です。測定時にはリアルタイムの粗測定を行いながら測定データを大容量のデータ記録装置に記録可能です。本装置を使用することによって動的な伝搬路特性の測定及び解析が可能となり、新しい伝搬路モデルの開発や通信システムの高度化に寄与します。

主な特長

  • 高速なアンテナ切替
  • 送受信アンテナに豊富な素子(パッチ)を用意
  • ハイパワー(10W)で送信が可能
  • 車載等により実際の電波伝搬環境で測定が可能
  • 測定結果を大容量記録装置に保存可能

主な仕様

送信アンテナ 水平偏波:8素子(パッチ)
垂直偏波:8素子(パッチ)
受信アンテナ 水平/垂直偏波共用:96素子(パッチ)
モニタリング用:1素子(モノポール)
信号帯域幅 50 MHz または 100 MHz
遅延分解能 33 nsec 以下
データ測定時間 10 msec 以内
記録データ転送速度 1.5 GB/sec
測定項目 遅延波、周波数スペクトラム、信号強度、
到来角、送信角
※周波数・送信出力はカスタマイズ可能です

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