DMとは

ABOUT DM

●DM = ドリリングモニター

ビルやマンションなど、高い建物を作る際、何をするかご存知ですか?
まず地盤を掘削し、孔にコンクリートを流し込み、基礎となる土台を作ります。
この作業を経て、本格的な工事が始まります。

この孔を掘削する際、超音波を用いて、側面の傾斜・断面の形状・孔の深度を正確に測定する必要があります。
この時使用される測定器がDMです。

<なぜ「超音波」なのか?>

作業工程の一つに、孔(土砂)の壁面崩壊を防ぐ為、安定液*を混ぜ込んだ水を注入する作業があります。
これにはレーダーや赤外線、カメラなどを使った測定が出来ません。
その為、超音波で測定を行っているのです。

*ベントナイト液・ポリマーなど

DM-602R/604Rとは?

DM-602R / 604Rとは?

DMの活用現場

DMの活用現場

DMの評価

DMの評価

KODEN DM-602R / 604R

KODEN DM-602R / 604R

DM-602R/604R
DMの活用現場
DMの評価

当社のマリンエレクトロニクス製品の魚群探知機の技術を応用して作られた超音波側壁測定装置です。
超音波センサー部をワイヤーで上下させることで、掘削深度を正確に測定し、従来機で困難とされていた、高濃度・高比重の泥水や安定液の中でも鮮明な記録を取得できます。

記録用紙に様々な情報(測定方向や深度マーク、孔壁径マークなど)を表示し、わかりやすいデータを提供します。

また記録機に設けた専用ポート*から外部PCへ出力も可能と、幅広い場面からお客様の活動をサポートします。

*RS−232Cポート

DMの活用現場

LOCATION TO TAKE ADVANTAGE OF DM

●どのような現場で使われているのか?

DM-602R / 604Rは、国内をはじめ、世界各地の土木・建設現場で活躍し、工事の高品質化・短縮化や工費の削減にも大きく貢献しています。 

昨今では東京スカイツリーの建築にも携わっており、国内・海外を問わず「側壁測定装置といえば『KODEN』」と呼ばれるほど高い評価を受けています。

主な建設現場での使用場所

  • ・高層ビル
    ・マンション
    ・ホテル
    ・地下鉄駅舎
    ・鉄道高架橋
    ・ダム
    ・LNG基地
    ・港湾施設
    ・護岸
    ・発電所
写真 写真
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環境への取組み

DM-602R / 604Rは環境に悪影響を及ぼす特定有害物質*の基準値をすべてクリアしています。
さらにユニット単位・電子基板単位・部品単位ごとに交換が可能と、新たな有害物質規制が制定されても対応しやすい構造になっています。

*鉛・水銀・カドミニウム・六価クロム
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)・ポリ臭化ビフェニル(PBB)

DMの評価

DM ACHIEVEMENTS

DM-602R / 604Rは、平成29年度やまなし産業大賞「ものづくり大賞部門」で「優秀賞」を受賞しています。
受賞理由として、ビルの高層化や集団住宅の大型化、交通インフラの整備など建築物に対する安全面(耐震化)への意識が年々高まっていることが挙げられます。

基礎抗の掘削孔・計測装置として国内トップシェアを誇る本製品は、これからも多くの現場で活躍し、皆様の暮らしと未来を根底から支えてまいります。

表彰式
表彰状